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錦織が自身初の2週連続優勝

うにょ~ん。

 

まず先週お伝えしたYen-Hsun Luのお話ですが、出場停止が課せられる恐れがある中、Asian Games決勝に出場、日本の西岡良仁に破れ準優勝となりました。決勝前にFacebookのLuのオフィシャルページにて発表があり、決勝進出は許され、ランキングの影響も出場停止も課せられる事はなくなりましたが、罰金は未だ審議中とのこと。今週は上海マスターズに出場しており、1回戦でスペインのMarcel Granollersをフルセットの末に破り、US OPEN覇者のMarin Cilicに勝利した2m超えの大巨人Ivo Karlovicとの2回戦に進出しました。

ペナルティは仕方ないですが、出場停止がなくなりとりあえず一安心ですね。ジュニア時代は天才と呼ばれた、Jimmy Wangの影に隠れた選手でしたが、プロ転向後は立場が逆転、台湾テニスを背負って立つ存在のLu、31歳とキャリアは終盤に差し掛かっていますが、まだまだ国のためにも戦い続ける姿が見られるようです。

 

タイトルの通り、前週のマレーシアに続いて、東京で行われたJapan Openにて、2年前の初優勝の時に顔を合わせたMilos Raonicと対戦し、7-6 (5)、4-6、6-4の2時間を超える激闘の末に、錦織圭が自身初の2週連続優勝を決めました。今回の活躍により、世界ランキングは6位の自己最高位に、ツアーファイナル出場者を決めるレースランキングでは5位に登りました。決勝のハイライトはこちら。

総ポイント数はわずか1ポイント違い、お互い1ブレークずつ、それぞれ5本しかブレークポイントを献上せずかなりハイレベルな試合でした。贔屓目なしにも、今のところツアーでは今年のベストマッチです。勝った錦織はもちろんですが、3年連続決勝進出を果たしたRaonicも見事でしたね。2年前は錦織の方が高いレベルでプレイしていましたが、現在ではRaonicはサーブ、錦織はリターンと、それぞれの武器に磨きを掛け、どちらに転んでもおかしくない試合でした。Raonic本人は3年連続準優勝で少しうんざり、と冗談とも取りにくい発言をしていましたが、このテニスを続ければ近いうちに優勝できるでしょう。

 

今週からアジアシリーズ最後の関門、マスターズが上海で行われています。FedererはUS OPEN後の休養からの復帰戦で、(ツアーファイナルが上海で行われた時は優勝したが、マスターズになってからは)まだ手にしていない上海での優勝なるか。Nadalは上海でMartin Klizanに敗れていますが、怪我明けでまだ万全ではないのでしょうか?彼もまだ上海のタイトルは手にしていません。北京の決勝でBerdych相手にあわやダブルベーグル、6−0、6−2という“無慈悲”な試合展開をしたことで話題となったDjokovic。この試合は過去最高の試合とDjokovicが評するほど、とんでもない完成度を誇った試合でした。5−0でDjokovicのサービスゲームでしたので、チェンジコートの際にBerdychはボールキッズにラケットを渡して代わりに試合してくれよと笑いながらお願いする程でした。その後ブレークした際にはまるで優勝したような喜びよう(笑)。何故か最後、優勝した瞬間が入っていませんが、ハイライトをどうぞ。

 

錦織は疲れがかなりたまっており、Raonic戦ではメディカルタイムアウトを要求したり、ダブルスはキャンセルしたりと心配ですね。台風で出発もどうなったかわかりませんし、上海は怪我を理由に欠場すればペナルティも起きませんから、年末の最終戦に向けても休むのも重要な決断でしょう。昨年は3回戦で敗れており、ポイントも90ポイントのみですから、マレーシアと東京で十分貯金はできていますので。というかキャリアの重要な時期に、無意味なダブルスに出るのはやめてもらいたいですね。。。

 

アジアツアー最後の上海、サマータイムも始まり、時差も多くなってしまいましたが、まだまだ見やすい時間ですね。Djokovic、Federer、Nadalは圧倒的な差でレースランキングを走っておりすでに出場確定、残り5枠は混戦しており残り1ヶ月のツアーは見逃せないですよ。

 

ほいだらの。

 

 

 

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