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24時間耐久車椅子テニス

うにょ~ん。

なぜか画像が載せられなくなってしまったので、解決次第再掲載しますが、とりあえずコラムだけお願いします。

 

さてさて、2014年を振り返るコラムがしばらく続いていましたが、少し違うお話を。

先週の木曜日から、Dylan Alcottというメルボルン出身の現在世界ランキング2位(クァッド)の車椅子テニス選手が、Melbourne Parkにて24時間耐久テニスに挑戦しました。ちなみにクァッドという階級は、四肢麻痺の選手のクラス分けです。ラケットを握った手をテープでがっちり固定する選手もいて、全てのショットを同じグリップから打ちますから技術の高さが伺えます。

 

今回の目的は車椅子テニスのプレイ時間の世界記録の更新と、子供の頃にサポートを受けた2つのチャリテイー団体への寄付を呼び掛けるためです。1つはStarlight Foundation、子供の頃にイルカと泳ぐという彼の夢を叶えてくれた団体で、もう1つはChildren’s Charity、こちらは彼が借りていた車椅子でバスケットボールをしていた時に、サイズが合っていない車椅子だったことを気にかけ、寄付を募り彼に新しい車椅子を提供してくれた団体です。この車椅子で彼は2008年の北京パラリンピックにて、17歳という史上最年少で車椅子バスケットボール代表として金メダルを獲得しました。

車椅子バスケット選手として成功した彼ですが、2年前からテニスを始め、もう既に世界ランキング2位まで上り詰め、今年のAustralian OpenでGSデビュー、そして先月行われたシングルスマスターズでは準優勝するなど、テニスでも一気にトップアスリートへと上り詰めました。ちなみに私生活では、Queens of The Stone Ageのライブを見に行った際に、友達に頼みおそらく世界初の、“車椅子クラウドサーフィン(客の上を転がっていくものを車いすに乗ったまま!)”を行ったことでも有名です。なぜか画像が貼れなくなってしまったので、以下のリンクから御覧ください。

http://resources1.news.com.au/images/2012/02/19/1226275/216397-dylan-alcott.jpg

しかし、こんなに最高な写真無いですね(笑)。

 

今回の24時間耐久テニスは、2時間毎に10分のトイレ・食事。マッサージ休憩を取るのみで、残りは全てテニスというルール。木曜日の朝7時から行われ、金曜日の朝7時まで行われました。女子車椅子テニス元世界1位のDaniela Di Toroや、オージーテニス選手のSam GrothやSam Stosur、バスケット選手のLiz Cambage、またAFLの選手まで来たみたいですね。最後には立ち会えませんでしたが、彼のFacebookによれば無事終わったようです。

ハイライトがこちらに。

$100kを目標に始まったチャリティーは残念ながら、時間内に到達しませんでしたが、現在$70kでまだ募集中です。興味のある方は以下のリンクから。

http://personalchallenge.gofundraise.com.au/page/dylanalcott

 

来年の全豪も出場ランクには達していますので、怪我等がない限り試合に出ます。クァッドのテニス選手の技術の高さも素晴らしいですし、是非足を運んでみてください。

 

ほいだらの。

 

 

 

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