DjokovicとPennettaが優勝

更新日: 2015-09-15

うにょ～ん。

US OPENもようやく終了しましたね。天気も安定し、むしろ暑すぎるぐらいとなった今年ですが、最終日が近付くにつれ雨が増えてしまい、また月曜日決勝かと思われたのですが、無事に終了しました。

男子決勝が本日行われ、DjokovicとFedererが42回目の対決となり、3−1でDjokovicが4年振り2回目の優勝を果たしました。

前回書いたFedererの新必殺技SABR（セイバー、Sneak Attack by Rogerの頭文字を取って命名されました）が大当たりし、過去最高の攻撃力を誇るFedererでしたが、Djokovicの鉄壁を崩すことは出来ず。Djokovicは今季GSでRoland Garros以外の3勝を達成しました。この強さを持ってしてもRoland Garrosは勝てなかったというのがテニスの面白いところですね。

GS史上初のイタリア人同士の決勝となった女子ですが、PennettaがVinciを破り自身初のGS制覇。準決勝でSerenaを破ったVinciですが、その試合後の記者会見が終わると、イタリア人の記者が集まってきておめでとう！と口々に行ってきたので、Serenaに勝ったことかと思いきや、記者会見を英語で乗り切った事に対して言われたそうです。また優勝スピーチでPennettaが、Vinciは素晴らしいプレーをした、とコメントすると、じゃああれ頂戴とトロフィーを指差したり、写真撮影の時に渡される賞金をこっそり入れ替えるなど、Australian OpenのLi Naのように、陽気な性格でニューヨーカーのハートを鷲掴みにしました。彼女の性格も有りますが、10歳の頃から切磋琢磨して来た大親友との試合という事で、セレモニーは終始和やかな雰囲気で行われ非常に見てて気持ちのいいものでしたね。

Pennettaはスピーチの最後で、今季限りでの引退を表明しました。大会前に決断していたそうで、ここまで勝ち上がるとは夢にも思っていなかったそうです。武漢と北京に出場し、最終戦は出られるなら出るそうです。そういえば長年の恋人のFogniniも今大会はNadalに勝ったりと話題を振りまいていましたね。試合も見ていましたし、Instagramでも大はしゃぎしていました。まあ彼はまず、折りまくったラケットの補填が最優先でしょうが（笑）。

今大会の裏話を少しすると、現地の方のSNSで知ったのですが、Serenaが負ける準決勝の前まで最低でも270ドルが付けられていたチケットも、彼女が負けると45ドルまで大暴落しました。アメリカらしいですね。

また、元4位のJames Blakeが誤認逮捕されるというとんでもない事件が有りました。ホテル前で送迎を待っていたBlakeですが、映像を見るといきなり警官が飛び掛かり、彼を床に押さえつけ手錠を付けました。携帯電話詐欺の操作中に容疑者と誤って逮捕したそうですが、（黒人である）彼の人種も関係あるのではないか、と大騒ぎになっています。黒人が白人警官に殺されたりしましたからね。誤認逮捕は有ってはならないことですが、15分の拘束で開放され、警察も謝罪していますし彼も無事ですから良かったですね。

今週末からDavis Cupが開催されます。オーストラリアはイギリスと対戦しますが、問題児Kyrgiosがメンバーから外され、別の問題児Tomicが招集されました。あれだけ協会に毒づきやりたい放題の彼をすぐメンバーに戻すとは、、、勝つためにはどちらかが必要なのでしょうけど、入れるべきではないでしょう。試合がどうなるかですね、Hewitt、Kokkinakis、Grothの為にも是非Tomicには人一倍働いて欲しいです。

それでは今週はこの辺で。

ほいだらの。