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ワトゥルの風 Part2(8月号)

                                                                 成長の足跡(1学期終業式)

学校長 美谷添久男

 

 顔を真っ赤にしながら、寒さの中で懸命に取り組んだ持久走でした。フリンダース駅まで書かれた個人カードは、往復とも塗りつぶされ、さらに記録を伸ばし50㎞以上の距離を走った児童もいました。様々な苦しさを乗り越え、次々とできることが増えていきました。

そして今日、一学期70日間の学習をすべて終えることができました。学校運営理事会ならびに保護者の皆様には、メル校教育の経営に積極的に関わっていただき、多くのご支援ご協力を賜りましたことを心から感謝を申し上げます。

終業式では、今学期の学習活動の成果を、いつものように映像を見ながら子どもたち一緒に確認したところです。

視点は5月の保護者総会において、「メル校の教育」についてお話しさせていただきました、重点課題に沿った 下記の3点です。

・重点課題① 生きる力としての学力の向上(進んで学ぶ子)・・・・『わかった・できた・やってよかった』といえる授業をめざして・・・それは、かけがえのない命

児童生徒たちの「わかりたい」「できるようになりたい」という強い願いを大切に、子どもたちとともに授業の充実をめざしてきました。「おねがいします・ありがとうございました」教室に響く、授業の始めと終わりのあいさつ一つにもこだわりをもって、集中した 授業に変えてきました。これまでの先輩たちも気付かなかったことを、また一つメル校の文化として定着させています。

 

・重点課題② 温かい人間関係づくりと自治的な実践力の向上(思いやりのある子)・・・・『助け合う・高め合う・絆を深めあう』過ごしやすい学校づくりをめざして・・・それは、支え合う命

児童生徒会は、スローガンを「一致団結 明日につなげる 熱き伝統を創りあげよう」と掲げました。中学部は「南中ソーラン」、小学部「花笠音頭」は、ジャパンフェスティバルや国際子どもフェスティバルで踊ってきました。

声を・心を・動きを一つにして、一致団結した姿を見せてくれました。

身にまとう法被を手にすることが、伝統を受け継ぐ一歩であることも学びました。また、小学部は、発達段階の違いを考え、誰でもが、楽しく参加できる場を工夫して企画運営してくれました。互いの立場を尊重し、人権を大切にした校風はメル校の児童生徒たちに確実に受け継がれています。

 

・重点課題③ 目標をもち、集中して取り組む生活姿勢づくり(強い意志でやりぬく子)・・・・『ワンランクアップ』を  めざした生活づくりをめざして・・・それは、かがやく命

メル校生たちは、個々の目標に向かって、自らの能力を高める努力をしてきました。読書によって新しい知識を蓄えてもきました。地域にある様々なクラブに加入して、自分の未知なる能力を開花させようと努力もしてきました。また、低学年の中には一輪車や竹馬を乗りこなせるまでになった子もいました。さらに、日本で行われている作文コンクールに出展し、19,000点余の応募の中で50人の入賞者に選ばれました。

英語検定でも、目標の級を受験者全員がクリアするなど、積極的に挑戦する姿勢が結果となって表れてきました。こうした、目標をはっきりもった、ひたむきな生き方は、今後もメル校の伝統として大切に育んでいかねばならないものです。これが、『ワンランクアップ』をめざした生活姿勢づくりでした。

めざす姿である「自学自治」への1学期の取り組みは大きな成果をもって終えることができました。しかし、まだ課題は残されています。

来学期も、児童生徒が一層飛躍できるように、職員一同は「誠意と情熱」をもって取り組まなければなりません。まずはメル校デーです。その後,運動会と大きな行事が続きますが、児童生徒の力によって素晴らしいものにしてくれると思っております。各ご家庭におきましては、充実した冬休みをお過ごしいただき、来学期も子どもたちの元気な笑顔に会えることを期待して、今学期最後の学校だよりとさせていただきます。

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