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ワトゥルの風(第8号)

                       小雨の中の運動会
                                                                 校 長 丸 本  亙
 10月5日には、総領事館より塩見領事をお招きし、不審者対応訓練を行いました。実際に不審者が学校の玄関から中に入ろうとしている状態を想定し、発見・連絡・放送指示・避難の訓練を行い、その様子を見ていただきました。その後、多目的室に於いて、安全への心がけについて教職員と子ども達に向けてお話をしていただきました。まず教職員には、不審者には一人で対応しないこと、素早く子ども達を避難させること、早急に警察などへ連絡を取ることの3点の重要性について指導していただきました。子ども達には、パワーポイントを使って、安全と思われているヴィクトリア州の犯罪状況をグラフにまとめ、日本との比較の中で犯罪件数の多さを説明してくださいました。また、どんな場所が危険なのかを、学校の近くの写真を提示しながら話してくださいました。いたずら書きの多い人通りの少ない場所やトイレ、空き家など具体的に示しながらの説明でしたので、子ども達も良く理解していたようでした。

                     

 17日には、第25回運動会が行われました。前々日あたりから強い雨が降り、運動会の開催が心配されましたが、何とか日曜日に開催することができました。開会式が始まる頃に強い雨が降り出し、いつ中断すべきか悩みましたが、演技・競技が進む中で時折晴れ間も見られ、途中カットすることなく最後まで行うことができほっといたしました。寒い中傘をさしながら応援してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。また、在メルボルン総領事館領事 外山光弘様、本校理事長 棚橋紀仁様、国際日本語学校校長 長山光治様他、本校理事の方々には、子ども達の活躍の様子を参観していただき、さらに競技に参加していただきましたことに深く感謝致しております。ありがとうございました。
 今年の運動会では、42名の子ども達が最後まで力を抜くことなく全力を出し切ることができたように思いました。閉会式で子ども達の顔を見た時に、とても爽やかな顔をしていたのが印象的でした。紅組応援団長渡會さん、白組応援団長上中君を中心に良くまとまった応援合戦を例にとっても、一人ひとりのひたむきで真剣な取組がひしひしと伝わってきました。それは、各部の演技にもしっかりと表れていました。小学部の「サムライ&牛深ハイヤ」では、1年生から6年生までが心を一つにして、練習の成果を発揮することができていました。「波踊り」も加わり、一段とパワーアップした演技になっていました。初めて運動会に参加した1年生の可愛らしさと一生懸命踊っている姿が印象的でした。中学部の「南中ソーラン」は、逞しさ、力強さ、表現力がアップし、見ている者に感動を与える迫力のある完成された演技になっていました。また「メル校ヒーローズ」は、昨年度からさらに工夫を加え、楽しい演出や振り付けの中にも運動としての技量の高さが垣間見られました。どの演技を見ても、メル校生の資質の高さを感じることができました。競技や演技でフル回転しながら、自分のすべきことを最後までしっかりとやり遂げた子ども達の頑張りをうれしく感じた運動会となりました。
            
                      
 
 保護者の皆様には、メル校デーから運動会にかけて、多くのご協力を頂き本当にありがとうございました。2学期も残す所2ヶ月弱となりました。子ども達がさらに充実した学習時間を過ごし、着実に力を付けていけるよう、教職員一同さらに努力をして参りますので、ご理解ご協力の程、重ねてお願い致します。


メルボルン日本人学校 学校だより
ワトゥルの風

第8号 平成22年11月1日

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