車椅子テニスでは日本人が男女制覇
更新日: 2014-06-17
うにょ〜ん。
先週の記事では、Roland Garrosの男女の決勝のリポートを書きましたが、既に御存知の方も多いかと思いますが、車椅子テニスでは男子で国枝慎吾選手が4年ぶりに優勝、女子では上地結衣選手がGS初優勝し、男女日本人制覇となりました。ちなみに上地選手はダブルスも制しています。本当は先週の記事に掲載したかったのですが、この話題も載せると内容が多過ぎてしまったので。というわけで、今週は優勝した上地選手から話を聞く機会が有りましたので、そちらをどうぞ。
—GS初優勝、世界ランキングも1位となり2週程経ちましたが、いかがですか?
特に実感はないのですが(笑)。ただ、地元の新聞には1面とスポーツ面のトップに載せて頂いて、スポーツ番組から取材を受けたり、メッセージが増えたり反響は大きいですね。
—1回戦はペアのWhilleyとの対戦でした。
ダブルスも組んでいますし、部屋も一緒でした。GSでは初顔合わせ、試合自体も昨年の韓国以来で、お互い勝ち上がりますが、試合は久しぶりでした。
—準々決勝では、フルセットの末にGriffioenに勝っています。
彼女との試合は毎回、こんな感じに競っていますね。Japan Openで当たった時は、彼女の調子が悪かったので例外ですが。競った試合ですが、タイブレークなら行けると思っていました。例えば終盤で5-5となった時なら、自分がよっぽど良いって思わない限りは、タイブレークになる前に終わらせようと意識はしないですね。タイブレークは自信があって、取られた試合ってそんなにないので。ゲームのように流れがあるようなものと違って、サーブも細かく代わって、1ポイントずつの積み重ねのタイブレークだと、他の選手より自分のほうが良いという感覚は有ります。
—2度目のGS決勝は、初めてだった今年のAustralian Openと比べてどうでしたか?
あの時よりは落ち着いて出来ましたね。内容自体は良くなかったのですが、落ち着いていました。Australian Openの時のように何やっていいか分からないといった感覚はありませんでした。Van Kootには前週のTeam Cupで負けていましたが、気負いはなかったです。2セット目で3-4でリターンゲームで先攻されたのですが、この時に良くなってきた感覚があって、いけると思いましたね。
—ランキングも上がってきて、自信はついてきましたか?
GSだと上位8人が出るので、誰と当たっても厳しいですね。
—ダブルスは Whilleyと組んでAustralian Openに続いて2度目のタイトルとなりましたが、今後も同じペアで続くのでしょうか?
今年はこのままですね。ただ来年はパラリンピックを見据えて、Whilleyが同じイギリスの選手のShukerがGSに出場した場合は組むので、どうなるかは分からないです。私も日本人選手と組むことが増えるでしょうし。
—今後の予定を教えて下さい。
Wimbledon前に1週フランスの大会に出て、Wimbledon、スイス、British Openとなる予定です。スイスは初めてですね。
—1位として心境に変化はありますか?
Roland Garrosで勝って1位になりましたが、それから大会に出ていないので、特にまだわからないですね。その後大会にすぐ出ていれば何か違ったかもしれませんが、一度日本に戻っているので。これからどうなるかですね。
—今年の目標も早々に達成しましたね。
GS優勝と、世界ランキング1位が今年の目標でしたが、達成出来ました。昨年はかなり獲得したポイントが多いので、ディフェンドして1位のまま終われるように頑張ります。
ということで、Roland Garrosの話を聞くことが出来ました。GS初優勝しても、1位になっても相変わらずのマイペースぶりでした(笑)。舞い上がったりせず、テニスに集中できるところが彼女の強さかもしれませんね。
ほいだらの。
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