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岡上理穂さんの物語(5)

久保田:ご主人、アンジェイ・シェドレツキさんとの出会いを教えてください。
岡上:私はポーランド学科で演劇を中心に勉強していたのですが、ワルシャワの劇場で、知り合いの知り合いのアメリカ人演劇グループがショーをやるんで見に行ったんですよね。その劇場は舞台が真ん中にあって、その周りを観客席が取り囲んでいたんです。私はその舞台に出るアメリカ人の人の知り合いの男の子と一緒に見に行ったんです。私の座っていた真向かいに、アンジェイが当時のガールフレンドと一緒に来ていたんです。幕間の時に、その真向かいに座っていた男性が話しかけてきたわけです。そのショーが終わって劇場から出る時はなぜだか私は連れの男の子を置き去りにして、彼は自分のガールフレンドを置き去りにして、二人で劇場を出ていたんです。一目ぼれだったかどうかわからないけれど、そう言うことで付き合い始めました。アンジェイはおしゃべり好きだったんです。その当時の私の語学力では、彼の話が全部わかった訳ではないけれど、日本人の悪い癖で、丁寧に話を聞いてあげたので、アンジェイの方は私がすっかり聞き惚れてると誤解したみたいです。まあ、共通した話題も沢山あって、気が合ったと言うのは確かですけど。ポーランドに行ったのが10月で、アンジェイに会ったのは、その翌年の1月でした。何かと世話を焼いてくれた上智大学の恩師の親友は海外にいってしまい、身近に相談に乗ってくれる人がいない時に現れたんですね。一緒に劇場に行ったり色々引っ張りまわしてもらったんです。そう言うタイミングも良かったのかもしれません。だからタイミングと偶然ですね。知り合って2年後に結婚しました。

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プロフィール

2008年よりメルボルンを舞台にした小説の執筆を始める。2009年7月よりヴィクトリア日本クラブのニュースレターにも短編を発表している。 2012年3月「短編小説集 オーストラリア メルボルン発」をブイツーソリューション、星雲社より出版。amazon.co.jpで、好評発売中。

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