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藤沢美恵子さん(仮名)の物語 (最終回)

私は、いろんな趣味をもっている。
読書:外国のミステリーのファン。どうも日本のミステリーは肌に合わない。今まで一番面白かったと思う本は、「ハリー・ポッター」と「ミレニアム」の3部作。「ミレニアム」はスエーデンで映画化され、「A girl with dragon tattoo」と題する映画でヒットした。昔ジェフリーアーチャーが好きで、彼の新作が出るのを待ちかねては発売されるとすぐに買ったものだ。その他日本の小説では、高田郁作の「みをつくし料理帖」と「あきない世伝、金と銀」のシリーズのファン。
月一回の読書会に参加している。他の会員の人と違って、私は必ず2回は読むことにしている。

麻雀 週一回、オンラインのマージャンの会でで楽しんでいる。頭を使うので、ボケ防止になる。

バードウォッチング:バードウォッチングのグループに入って、月に三回くらい、車で1時間ぐらいでいける郊外に連れて行ってもらって楽しんでいる。5年くらい初級者のためのバードウォッチングに入って、初級を卒業して今は上級者のグループに入っている。このグループの人達は優しく、日常のせわしない生活から別世界に入ったような和やかな心にさせてくれる。
また、このグループに入って感じることは、人口増加のため、鳥の住める場所がどんどんなくなっていること。だから人口増加には絶対反対。ディック・スミスが Two kids policyを提唱しているが、賛成。子供は狭いアパートなんかで育てるものではないとか、裏庭で遊ばせることが大切とか、彼はいいことを言っている。それにハリーとミーガン。私は余りファンではないけれど、この人達も子供は2人を提唱しているので、この点に関しては好感を持っている。ちなみに、私には子供がいない。

旅行:旅行が好きで、色んな所に行った。29歳の時にツアーでニュージーランドとオーストラリアの其々の大都市を回ったのが、私の初めての海外旅行。そのことが、後にオーストラリアに移住したキッカケとなった。次はオーストラリアでラトローブ大学の英語学校を終了した36歳の時に、バスツアーで2か月にわたるオーストラリア一周の旅をした。その後パリへ1年の旅行ビザで行ったが、その時に、フランス、ドイツ等、ヨーロッパ各国を旅行した。結婚してからは日本中を旅行。1年程は大人しくして、翌年イギリスへ1カ月、その他、台湾、中国、スペイン、イタリア、エジプト、モロッコ、イランと、アジア、ヨーロッパ、アフリカなどを旅行。2009年3月には、トルコ、ミャンマー、ロシア、リトアニア、ポーランド、チェコ、ブラジル、イエローナイフ(カナダ)、ペルー、ニューヨーク、メキシコ、コストリカ、パプアニューギニアも旅行した。つまり4大大陸を旅行している。イエローナイフと言うのは知らない人も多いと思うが、オーロラで有名な街でオーロラを見に行った。
特に印象に残っているがエアーズロック登頂。4回登頂した。最初は36歳の時キャンピングバスツアーに参加した時。それから、38歳の時は飛行機で、43歳と60歳の時は車でアリススプリングスに行って登頂した。最初に行った1983年の時は岩の頂上近くの影にある窪みに古代魚(エビのような形)がいて、人間の声に近寄って来てくれて感動した。水のない乾季は勿論空っぽ。雨季に水が溜まると産み落とされていた卵が孵化する。次回に行った時は又いるだろうか?とワクワクしたが水がなく空っぽ。3回目は何と砂で窪みがつぶされていてがっかりした。4回目はどうせいないだろうという予想道理だった。自然に生存する生物はどんどん滅び、人間はペストの如く地球にはびこると、つくづく思った。
 ちなみに今はウルルと呼ばれることの多いエアーズロックは、アボリジニの聖地として、2019年に登頂を禁止され、今では登頂できなくなっている。





 

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プロフィール

2008年よりメルボルンを舞台にした小説の執筆を始める。2009年7月よりヴィクトリア日本クラブのニュースレターにも短編を発表している。 2012年3月「短編小説集 オーストラリア メルボルン発」をブイツーソリューション、星雲社より出版。amazon.co.jpで、好評発売中。

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