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渡辺鉄太さんの物語(7)

質問:今興味を持ってやっていることは、何ですか?

紙芝居です。4,5年前に作家の友達に、「紙芝居面白いわよ」って言われて、日本の紙芝居の会に入ったんですよね。紙芝居も10個くらい日本で買いました。メルボルンに戻って、こっちには紙芝居やっている人はいないんだろうなと思ったんですが、調べたら、いるんですよね。しかもオーストラリア人で紙芝居が好きな人がメルボルンにいて、オーストラリア紙芝居協会と言うのを始めたところだったんです。元学校の先生で、子供の本の作家で、ストーリーテリングとか、色んな所に行ってやっている女性がいて、そのほか幼稚園の先生とか元学校の先生とか、3,4人でフェイスブックで、「オーストラリア紙芝居協会」というグループを始めたところだったんです。僕も会に入れてもらって、図書館とか、僕が個人的に日本語を教えている小学校に呼ばれて、紙芝居やるんですよ。日系人のプレイグループとかにも、時々呼ばれて、やっています。皆面白いですねと言うし、日本人のお父さんやお母さんは子供の時見たことがあるとか聞いたことがあるとか言う人がいて喜ばれるんですよね。コロナで去年からやっていないんですが、代わりに、オンラインでワークショップをやったりしています。
去年ニューサウスウエールズのカウラ(注:第二次世界大戦中、日本人の戦争捕虜が収容されたところ)のモミジ祭りに呼ばれて、紙芝居をしたこともありました。地元の子供に日本の昔話とか見せました.もう一人日本人女性で自分の紙芝居を作っている人もいて、その人と一緒にやったりしています。オーストラリア人で紙芝居をやっている人たちは、ほとんどは自分で作品を作っているんですよ。ドイツ系の人もいるしベトナム系の人もいるし、フィリピンの人もいます。その人達の紙芝居は、基本的に英語です。でもいろんな言語文化の背景の人がいて、イタリア語の紙芝居とか、ドイツ語の紙芝居とか、バイリンガルでやっている人もいますよ。
メルボルンのハンティングデールに、日本語のイマ―ジョン・プログラム(注:日本語を教えるのではなく、日本語で色んな教科を教える教育法)の小学校があるんですが、昨年は、そこで、3日間、6クラスくらいに紙芝居の作り方のワークショップをしたことがありますよ。最初、紙芝居見せて、こういうもんだよって教えて、そしてちっちゃい紙芝居を子供一人一人に作らせました。2時間くらいしか時間がないので、子供達にA4の紙を半分にした紙を4枚配り、4コマで絵を描かせ、起承転結の話を作らせるというものです。皆熱心に作っていましたよ。今はデジタル時代なので、そういうアナログの手で描いてやることをした方がいいなと思って。ハンティンデールの学校では、説明からお話作りも全部日本語でしました。ただほかの小学校とか図書館では、英語でやりますけど。日本語で読むこともあるけれど、基本的に英語でやっています。こちらのオーストラリア人の人たちも英語でやってます。仕事って言うより、趣味、コミュニティーワークっていうか。ただでもなんでもやりますよって感じでやっています。

ちょさk

 

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プロフィール

2008年よりメルボルンを舞台にした小説の執筆を始める。2009年7月よりヴィクトリア日本クラブのニュースレターにも短編を発表している。 2012年3月「短編小説集 オーストラリア メルボルン発」をブイツーソリューション、星雲社より出版。amazon.co.jpで、好評発売中。

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