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渡辺鉄太さんの物語(9)

質問:子どもの本の物語って、どうやって書くんですか?
お話のきっかけは、誰かがおもしろいことを言ったりとか、子供が小さい時やっていたこと等です。例えば、息子は釣りが好きで、僕も良く一緒に釣りをしたんですが、最近その経験を基にして書いた釣りの絵本を完成させ、来年(2022年)の3月日本で出版される予定です。その絵本に書いたのは、子供がちっちゃい魚を釣った話をしているうちに、話の中でどんどん魚が大きくなっていくというものです。それって面白いなと思って、その経験をねかしておいたんです。そのあといろんな本を読んだり、別の人と釣りに行ったりしていると、だんだんお話の形になっていくんですよ。あるいは自分がお話にしようと決めたら、最後をちゃんと決めて、最初に戻る感じ。そうしないと、どんどん書いて行っても最後がまとまらなくて、お話が書けなかったことが多かったので、最後を決めて最初の方から書き始めます。面白いことを聞いても36ページの絵本にしなければいけないので、形にしていくのが大変です。ともかく一旦紙に書いていって、それを何度も何度も直していく感じですよね。 

ちょさ

 

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プロフィール

2008年よりメルボルンを舞台にした小説の執筆を始める。2009年7月よりヴィクトリア日本クラブのニュースレターにも短編を発表している。 2012年3月「短編小説集 オーストラリア メルボルン発」をブイツーソリューション、星雲社より出版。amazon.co.jpで、好評発売中。

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