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中野不二男氏(7)

質問:奥さんのことをお聞きしたいのですが。
彼女は東京出身ですが、お父さんの転勤で僕の生まれ育った新潟に来て、その時、お姉さんが中学校で僕と同級生だったので、知り合いました。その後、高校を卒業して大学入学のために東京に来た頃には、彼女の家族は東京に戻っていましたから、東京で遊びに行った時に再会しました。彼女が小学校5年生の時です。そのあと僕はヨーロッパやオーストラリアに行ってしまいましたが、その後オーストラリアから帰った時に会いました。彼女も研究者で大学で介護、老人福祉なんかを教えています。結婚したのは、彼女が24歳で僕が33歳の時です。僕が大学一年の時は、彼女の家族と山登りをして、傾斜がきつくなったところで、彼女をおんぶしたことがあります。

質問:お子さんお二人も研究者のようですが、子育てで何か特別なことをされましたか?
特に何もしなかったけれど、研究者はもうからないけれど、面白い仕事だよと常に言ってました。研究費もらって、好きなことができるんだから、こんないい商売はないですよね。長男はロケット研究で今ドイツにいます。娘は文化人類学専門で、今インドネシアにいます。

質問:趣味は、何ですか?
僕は新潟生まれで高校まで新潟にいたんですが、新潟にいた頃は、明けても暮れても、スキーと山登りばっかりやっていましたね。子供たちも僕がスキーを教えて、二人ともスキーがうまくなりましたね。
中高の時は、剣道もやっていました。長男が小学校に入った時は剣道を始めさせて、その時、僕もまた剣道を始めましたね。息子は今ケルン(ドイツ)にいるけれど、パリに行ったりベルギーに行って剣道をしていますよ。この間はアイルランドに行ったと言ってました。いろんな国にネットワークがあるので、「今度行きたいからいいか?」「いいよ」と言うことで、話が決まれば防具を持っていくんですよね。僕もシドニーにいるときは剣道をやりました。スカッシュばかりでつまらないから剣道やろうかなあと思っていたら、キャンベラにあったオーストラリア人と日本人の剣道のグループの人たちに誘われてキャンベラまで行ってやっていました。僕は四段ですが、息子は五段です。

著作権所有者:久保田満里子

 

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プロフィール

2008年よりメルボルンを舞台にした小説の執筆を始める。2009年7月よりヴィクトリア日本クラブのニュースレターにも短編を発表している。 2012年3月「短編小説集 オーストラリア メルボルン発」をブイツーソリューション、星雲社より出版。amazon.co.jpで、好評発売中。

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